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木曽の大橋2

DAY30-2 重伝建・長野県奈良井宿 ふらりタイムスリップ&リフレッシュ車なしでも楽しめる中山道入門におすすめの町


中山道シリーズ、更に続きます。奈良井宿は中山道34番目の宿場町。もともと楢川村(ならかわ)だったところ。現在は合併して、長野県塩尻市の一部となっていますが、消火用のバケツとか、公民館の備品なんかに未だに「楢川」の文字を多く見かけました。

到着したのが16時頃だったため、歩いているうちにどこもだんだんと店じまいしていくタイミング。資料館等も閉館だったため、ただ歩くだけになってしまいましたが…それでも十分、風情を楽しめるまちでした。

奈良井宿地図

奈良井宿のまちなみ
奈良井宿は、重伝建の選定も1978年で、かなり初期の選定。それもあってか、直前に訪問した妻籠宿と比較しても遜色ない程、残っている町並みの規模は大きい(周囲の自然景観は除いて、宿場としては日本最長らしい)。端から歩いて戻ってきて40分はかかりそうです。一方、妻籠と比較して、結構商売っけあり、観光地化が進んでいて、対比しながら歩くのもおもしろい。
奈良井宿のまちなみ
最も顕著な違いとしては、こっちの方が、妻籠宿より観光客が多い。また、妻籠宿に比べ中国人観光客が多く、欧米の観光客が少ないということがあげられそうです。滞在型でゆったり町並みを楽しむか、観光バスで来て消費を楽しむか。志向の違いが現れているのかもしれません
奈良井宿のまちなみ2
電柱は家の裏側に移動されている他、自動販売機も撤去。その代わり、水場が設置されていて、町の所々で水を飲むことができるところにオリジナリティがあるんだとか。見る限り、そんなにオリジナルな感じはしないけど、ただで美味しいお水が飲めるのは有り難い。
奈良井宿のまちなみ3

奈良井宿は、2階部分がせりだしている出梁造り(だしばり)、建物の両側の袖うだつが特徴。あと、ほかで見たことなかったのが、1階2階の間の長い庇。これ、「猿頭(さるがしら」というらしい。いまでこそ、金具でとめてあるけど、昔はどうなってたんだろう?

奈良井宿建築様式(出典:奈良井宿観光協会)

さて、ちょっと高台に登って屋根チェック。伝統的な様式は板葺きだそうですが、構造的に弱いらしく、現在は焦げ茶色で統一するということにしているそうです。まあ、町を歩いている限り、屋根は見えないからそんなに気になりませんが。
奈良井宿屋根

オリジナル蒸しおやき
殆どのお店がしまってしまっている中、一軒、開いているお店発見。長野でおなじみ、おやきのお店。ここでは、おやきを焼いた後、おまんじゅうのように蒸していました。おやきもお店によって、焼くだけ、蒸すだけ、焼蒸し、色々です。蒸したてほかほかをいただきましたが、パンみたいでおいしい!帰り道にももひとつ追加購入。笑
蒸したおやき南木曽出身のご主人は、もともと妻籠宿でおやき屋さんをされていたそうですが、縁あって、奈良井宿に呼ばれてこちらでお仕事しているそう。妻籠宿で商売をやるのは、やっぱり色々うるさいらしい。かといって、奈良井宿の方がとやかく言われないのかというと、そういう訳でもなく、やはり田舎で商売をするには、知り合い経由で入らないと難しいのだと言っていました
奈良井宿おやき

謎の木曽大橋
奈良井宿の一番奥(北端)にある木曽大橋。木製の橋としては日本一幅が広いのだとか。そしてなんと、こんな大きな橋なのに、橋をささえる柱がない!!更に驚くべき事実は、この橋、どうやらなんの歴史があるわけでもなく、道の駅の付属品のようなのです。そのたもとには、駐車場しかない。トイレも、売店も、情報らしきものも何もない(対岸にトイレがあるらしい)。日本一簡素な道の駅にちがいないし、道の駅の定義とはなんだったか?自分に問いかけるよいきっかけを与えてくれるに違いない。

木曽大橋

まとめ
まちなみも、お買い物も、ほどほどに楽しむのには、きっととってもよい町。すぐ隣にJR奈良井駅もあり、東京から中央線で約3時間。車がなくても訪問できるのも魅力!!長野の他の町のご多分にもれず、背景の山々が、町を引き立てていて各季節、色々な表情を楽しめそうです。
奈良井宿へのアクセス


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