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真湯内観

DAY34 長野県野沢温泉村 よりみち温泉考@真湯 やっぱり源泉かけ流しがいい!


今回の日本一周はだいたい車中泊なので、毎日温泉を探して入ります。日本が温泉大国である恩恵を存分に享受しています。世界一周だったらどうしていたことか…。

そんな私は別に温泉が好だったわけではありませんが、毎日温泉にはいるうちに、入るなら、やっぱり源泉掛け流しがいい、と思うようになりました。最近はよほどのことがない限り、源泉かけ流しじゃないと入りません。源泉かけ流しというのは、簡単にいうと、源泉から引いてきたお湯を湯船にいれて、そのまま流して捨てている。つまり、殺菌してもう一度使ったりしない。循環風呂ではないということ(厳密な定義とはちょっと違いますが)。

お風呂に入っていて塩素臭いとプールに入ってるみたいだし、肌がかゆくなったりして、むしろ入らない方がよいくらいだったり。循環だとまた妙な臭いが気になったり。あと、なぜかわからないけれど、なんとな〜く、ゆっくりするものなんですよ、源泉かけ流しのお湯の方が。不思議なものです。野沢温泉そんなわけで、長野を後にし、北陸に抜ける前に、ちょっと寄り道して野沢温泉にいくことにしました。野沢温泉村は、スキー場として有名ですが、村の名前に「温泉」が入ってしまう程の温泉どころでもあります。しかも、観光目的で最近になって村名を変えた訳ではなく、昭和からこの名前。13軒の外湯が、江戸時代から続く村の「湯仲間」という単位で管理されているそうです。

 

「外湯」というのは、外にあるお湯=露天風呂のことではなく、旅館の中に引いてある「内湯」に対しての対義語。温泉街の公共浴場、つまり日帰り入浴施設のことなんです。だから真湯もこの建物の中にあるのですが、「外湯」。翻って、ホテルにある露天風呂は外にあっても「内湯」。内湯が中心になったのは、せいぜい戦後のことのようですよ。私もこんな温泉ヘビーユーザーになるまで知らなかったのですが。

真湯私たちはその中で「真湯」(しんゆ)という温泉に入りました。野沢温泉というと、すっごく熱い、熱くて入れないくらい熱いイメージがありましたが、今回はそうでもなく。地元のおばあちゃん達がふたり、前にはいっていてくれたお陰かもしれません。

真湯内観
泉質は、単純硫黄泉。ph8.3。お湯の色はちょっと青みがかった白色の濁り湯で、ガンガン溢れ出しています。…という話を母にしたら「いや、私たちもよく行くけど、真湯は透明だ!」と言うのです。調べてみると、真湯は別名「五色の湯」とも言われ、透明、エメラルドグリーン、白濁色と、その時々で色が変化するのだそう。

野沢温泉まちなみ

野沢温泉で最も有名な大湯にも入っていこうかと思ったのですが、富山まで相当走らなければならない故、そしてすっかりあったまってしまってどうにも汗がひかない故、今回は真湯だけで野沢温泉村を後にしました。スキーの季節だとお客さんもたくさんいるのでしょうが、夏場はほぼ地元の人のみ。中でも熱い真湯は穴場だそうです(お風呂のおばあちゃん談)。

 

まだ出発して間もない、東北地方・北海道を回っていた頃、温泉のよさに気づいていなかったというのは致命的であったと、大変後悔しています。今、大蔵村の肘折温泉にいっていたら、また違う感想をもつだろうなぁ。東北にはあまりに当たり前に、源泉かけ流しがたくさんあったので、関東に帰ってくるまで有り難みがわからなかったのです。ただ、肘折温泉も、外湯は上湯だけじゃなかったかな。地域の温泉宿が共通で入れるパスポートみたいのつくったら、もっといいな。。。

野沢温泉

  • 真湯
    長野県下高井郡野沢温泉村 (↑地図参照)
    0269-85-3111(人は常駐していないので村役場の番号です)

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