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少しもったいない白壁の町並みを横目に、地場産平飼い生卵を食すべし@うきは市


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たまたま仕事で訪れたこの町。
「町がまるごと博物館みたいなんよ!」という、事前の触れ込みに胸を躍らせて…

メインは白壁が続く町並み。実際、「町丸ごと博物館」はちょっと大げさだけれど、メインの白壁通りをはずれても、ちょくちょく趣のある日本家屋や神社が点在する落ち着いた町です。

 

うきは市スケッチ
うきは市は合併するまで、「筑後吉井町」と「浮羽町」という二つの町でした。
今でもぱっくりエリアによって色が異なります。

「筑後吉井」は白壁ロードのあるコンパクトなエリア。実際まちを歩きに訪れるなら「うきは駅」ではなく「筑後吉井駅」で下車なので注意。

一方「浮羽」は、棚田がみられる山エリア。森林ウォークや農業体験を楽しめる…はず、ですが、今回こちらは訪問できずでした。

 

国道沿いの少しもったいない白壁の町並み
筑後吉井の中心は、なんといっても白壁の続くまちなみ。ただ、残念なことに、昔から交通の要所であった道は、国道210号線として現役でバリバリ活躍中。そのため、車の多さに白壁の町並みを一気に見通すことは難しく、白壁を撮影なんかしていようものなら、クラクションを鳴らされてしまう。歩行者アンフレンドリーな町並みはとってももったいない。

白壁ロードは道草なしで20分もあれば行って帰ってこられる長さ。老舗にまざって、おしゃれなお店がぽつんぽつんと。>>お店について詳しく…

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IUターンコミュニティと既存コミュニティの融合が課題
出張ついでの短時間だったので全て回りきれず、結局、印象に残っているのは、仕事の際対応してくださった市役所の「ロックな職員さん」と、「卵かけご飯」。

仕事の意見交換に同席してくださったロックな職員さんは、スマホを巧みに使いこなし、頬杖をつきながら議論に参加。ロン毛で鼻にもピアス、自治体職員のユニフォーム的なジャンパーにも、龍の刺繍がはいっていそうな雰囲気…。のわりに、現在のまちを、若者視点で的確に捉えている感じがあり。不満たっぷりなのもその裏返し。まちの未来を考えている若手職員の方がいるのは素晴らしいなぁ、と印象深かったのでした。

(もちろん仕事だったので一緒に写真撮影などできるわけもなく、今となっては雰囲気だけが増殖されて記憶に残っており、本当はもっと普通にきちんとした方だったんだと思います。。。)

 

ロックな職員さんのお話では、うきは市は糸島や大分に続き、比較的IUターンが多い町とのこと。博多駅まで電車で1時間という利便性と自然、素敵なまちなみが共存しているせいでしょうか。ただせっかくIUターンしてきても農業×ITで生計をたてていたりして、全く町の人と関わらずに生活できてしまうため、コミュニティが乖離してしまっているのが問題とのこと。

古民家を公民館として利用、なかでカフェをやっている施設(恐らくまちなみ交流館のこと…)が、IUターンコミュニティと地元民をつなぐ場として唯一機能しているのだとか。きっと、同様の課題は日本各地にあるのだろうな~と思いつつ、このロックな職員さんが架け橋となっていくことを祈り、お仕事終了。

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革命的、平飼い卵の卵かけご飯
職員さんに案内していただき、ミーティング後のランチはまちで一番人気の中華料理屋「まぁぼお屋」さんへ。何でも、周富徳さんのもとで修行した凄腕料理人の麻婆豆腐が絶品とのこと。しかし、満員ではいれず。。。

焦る職員さん。苦肉の策で、連れて行ってもらったのが「土蔵」でした。古い長屋のような建物に、筑後吉井の観光協会と、地元のおかあさんたちがパートでやっている食堂が入居。看板メニューは卵かけご飯。なんと、卵も、ごはんもおかわり自由!

地元で、半分趣味みたいに、ぼちぼち平飼いしているおっさんがつくっているのだという卵。生卵は苦手、、、なんて言っている余地なく、食べてみましたが、ほかほかご飯にふっくら卵!その後、東京に戻ってからしばらく私の生卵ブームの火付け役となりました。

地場産平飼い卵かけご飯専門店「土蔵」

地場産平飼い卵かけご飯専門店「土蔵」

ちなみに地元の豚をつかった、豚丼もあります。

 

アトピーにも恋にも効くと噂の筑後川温泉
お宿はお目当ての農泊宿がフル(なんでだろう…)だったため、筑後川温泉へ。このエリアは一時期温泉街として栄えたていたらしく、筑後川沿いには温泉宿が密集。

どれも古い温泉宿という感じで似たりよったりである模様。宿はいまいちだったけれど、泉質はとろとろ系でなかなかよいです。なんでも皮膚病に効くお湯として、その界隈では有名だそうで、湯治客が全国から集まりカップルも誕生しているのだとか。

微妙なロマンチックさをたたえる筑後川温泉。
町に霧が立ちこめる様子を川から眺めるのもまた素敵なので、朝は早起きを。

筑後川温泉

 

DATA:
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ACCESS:

  • 「JR博多駅」から鹿児島本線・久大本線経由で60分(特急列車利用)、車で50分
  • 高速バス杷木インター在り

 

観光協会の住所・電話番号

  • 浮羽支局:福岡県うきは市浮羽町山北729-2[0943-77-5611]
  • 吉井町側:福岡県うきは市吉井町1043-2 (生卵の店併設)[0943-76-3980]

Accomodation:
無論、某天トラベル等には出てこないが、もし足を伸ばして棚田の方に一泊できるのであれば、農家での民泊が人気のようだ。私たちは前日に電話したけれど満室であったため未確認。

  • 「つづら山荘」0943-77-3100
  • 「農家民宿 馬場」0943-77-6616

編集後記:
外塀の瓦にたくさん生えている苔を採集。これまで出会った中で最も決めが細かく、青々とそだっている。苔質高し。

 

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