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曽爾高原にて

DAY47 美しい村連合・奈良県曽爾村 伝統的茅場が織りなす曽爾高原の景色と大自然がつくり出す柱状節理、曽爾村は景色に始まり景色に終わった


曽爾村の美しい村認定理由は「曽爾高原」と「曽爾の獅子舞」。といっても、獅子舞は年に一度のお祭のときにしか見ることができないので、とりあえず曽爾高原に向かうしかない。

曽爾高原ファームガーデン
まずは腹ごしらえ。お盆でイレギュラー営業なのか、ウェブでは定休日となっていた曽爾高原ファームガーデンが、なぜかオープンしていた。ラッキー!(ちなみに同店は昨晩はなぜかウェブの営業時間より前に閉店。とりあえず、未踏の地はどこでも行く前に電話して営業時間を確認することが必要そうだ。)
ファームガーデン店内
いただいたのは、米粉パンの朝食セット。曽爾村はどうやら米粉製品に力を入れているらしい。もちもちしておいしかった。
米粉パン

曽爾高原
ファームガーデンから更に車で山へ登って行き、朝の曽爾高原散歩へ。曽爾高原は一面すすきの野原。以前、家々の屋根の茅をふくための萱場だった場所がそのまま保存されています。時代が変わり、茅葺きが不要になって、杉の植林で周辺の山が埋め尽くされようとしていたところ、この景観を守りたいと、村が県に保護を求めたものだそう。
曽爾高原
非常にわかりにくい地図しかないが、ようやく曽爾高原にたどり着く。駐車場(有料、600円!すすき野の保護に使われるなら理解できるが、そういう表示もなく。けっこうなぼったくり価格…しかし無料駐車場に停める人は、かなりの距離を歩くことになるので注意)からすぐ、森に入ったところに、広大なすすきの野原が広がる。

曽爾村地図<出店:ぬるべの里 曽爾村>

結構急傾斜だが、15分くらいで上まで登れるだろうか。昨晩の雨もやんで、すこし晴れ間が覗き、上からは村を望むことができた。

曽爾村遠景
亀の湯
曽爾高原ウォークでひと汗かいたら、下りがけに、是非亀の湯へ!やや塩素は入っているものの、露店じゃない方のお湯は源泉かけ流しのつるつる湯で、とってもいいお湯。施設も非常に清潔。塩素が気にならない方は、露天風呂も広くてすごく気持ち良さそう。ちなみに、食堂ではこの辺りの郷土食の茶粥が楽しめ、こちらもおすすめです。

お亀の湯<写真を撮り忘れたためじゃらんよりお写真拝借>

ランチ難民
ランチは「美晴」という、口コミで有名・予約オンリーというお食事処へ。と思っていたが、前日では予約間に合わずで諦める。代わりに、これまた評判という、黄色いのれんというお蕎麦屋さんへ。しかし、ここも品切れとのこと。ついてない。もう一度山を登ってファームガーデンへ行っても、ややたかめのセットメニューしかないし、はてどうしたものか。ランチ難民となる。
黄色いのれん
お腹が減ったので買い食い。幻の白いたいやき。これも、曽爾村の米粉をつかった商品とのこと。これはいわば形を変えたあん団子。腹ぺこなこともあり、おいしかった!その他にも、銀杏のお饅頭が有名のようだが、大ロットでしか販売してないので、食べきる自信なく、これも諦める…。
白いたいやき

屏風岩・鎧岩・兜岩
もうひとつの名所、屏風岩へ。この辺りは桜や紅葉の季節は非常に綺麗だろう。曽爾村は、これまた日本各地がこぞって認定を受けているジオパーク認定を受けており、ゴツゴツした岩肌むき出しの崖のような柱状節理(すじすじした、柱の束のような岩)が特徴的。
屏風岩
屏風岩の他に、鎧岳と兜岳があり、それぞれの形状から雄岳と女岳と呼ばれているそうな。ビュースポットから岩ウォッチをしばし楽しみ、空腹に絶えられず、一路、次なる目的地、吉野町へと向かう…。

鎧岩・兜岩
所感
せっかく萱場がまだ残っているので、茅葺きの家々を復活させ、伝統産業として茅葺き職人を育成する。ぬるべの里=漆器発祥の地という歴史を活かし、漆器製品や体験メニューをつくる…など、ストーリーのある展開があったらより面白いと思った。紅葉と桜の時期の大型バスでの観光がメインの村と見え、個人が丸一日、村をブラブラしながら町を散策するには、楽しみ方の手がかりが少なく、せっかく素晴らしい素材がありながら、もったいないという印象を受けた。

  • ファームガーデンお亀の湯(同一敷地内)
    ’(ファームガーデンには地ビール工場が併設されており、曽爾高原ビールアルトは非常に飲みやすく美味しかったです!お亀の湯でも飲めるので、湯上がりにこちらで飲むのがおすすめコース。)
    奈良県宇陀郡曽爾村太良路839
    0745-96-2888 (観光協会へつながります)

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