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ちりめん

DAY53-2 重伝建・京都府与謝野町加悦 ちりめん街道で、ちりめんじゃこは漢字で縮緬雑魚と書くと知る


かやぶきの里美山町の次は、ほど近い与謝野町・加悦(かや)へ。私たちはずっと「かえつ」と読んでいたけれど、これで「かや」と読む。2005年、「製織町」として重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定された。

与謝野町地図

京都府のかなり北の方に位置している与謝野町(wikipedia:与謝野町より)。

西陣うまれの高級織物・丹後ちりめんく

「与謝野」と聞くと、与謝野鉄幹・与謝野晶子夫妻の名が思い浮かぶ。調べてみると鉄幹の父、与謝野礼厳がこの地の出身らしい。

ちりめん街道

加悦の重伝建地区は「ちりめん街道」と呼ばれており、よく整備されている。特に観光地化されているわけではないが、地図もあるし、有料ガイドさんもいる。ぜひ駐車場横の観光協会からスタートするとよいでしょう。

のれん

ちりめん街道の町並みには、こんな感じののれんが多く見られ、ちょっとした統一感を醸し出している。

ちりめん街道

ほとんどの家屋は現役。昭和初期まで繊維産業で栄えていたというだけあって、明治・大正・昭和が入り混じった町並みである。

ちりめんじゃこ vs ちりめん

少しだけ、ちりめんと、ちりめん街道の歴史を。ちりめん(縮緬)とは、「独特の光沢感を生む最高級織物」であり、特にこの地域で作られたちりめんを「丹後ちりめん」と読んでいる。

丹後ちりめん

写真:丹後織物協同組合

ちょっと写真では質感まで伝わりにくい(トイレットペーパーみたい)だけど、これが丹後ちりめん。この製法「ちりめん技法」は、100年以上門外不出とされており、京都(西陣)のみで生産されていたそう。1722年、そこに加悦の木綿屋六右衛門という人物が、手米屋小右衛門と山本屋佐兵衛という2人を送り込んで技術を習得させ、加悦に広めたといいます。

まったくの余談(でありながらタイトルになっている)だけど、布のちりめんと、魚のちりめん(ちりめんじゃこ)は、どっちが元祖なのか?という幼少からの問いが、ついに答えを得ることになりました。織物のちりめん(縮緬)が先。それがあった上で、小魚(しらす)がばらばらと広げられている様が、ちりめんに似ていることから、縮緬雑魚(ちりめんじゃこ)と呼ばれるようになったそうです。すっきり。

ちりめんじゃこ

写真:wikipedia

似ているといえば似ている、ちりめんじゃこ。ちなみに「ちりめんじゃこ」か「しらす」かという別の議論もあるようですが、とても複雑なので省略。

今でもカタカタ、ちりめんを織る音が響くまち

ちりめん街道を歩いていると、今でも織機の音が聞こえてくる。町工場がそこかしこにあって、今でもちりめんが作られているようだ。今回は、株式会社丸中さんにお邪魔しました。

工場見学

重伝建の粋な建物の中に、織物工房(というより工場)がある。

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中ではこんな感じの、年季の入った織機が忙しく動いていた。ガチャガチャ動く機構部分を眺めていると、しばし時を忘れる。

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ちょっとずつ布が紡がれていく。

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江戸のサプライチェーンもけっこう複雑。この絹糸も、全国の山村集落の屋根裏でいそいそ作られていたのだ。

丸中さんを出て、脇道をふらふら歩く。土壁がちょっと剥がれ落ちつつある大きめの工場や、お寺などが混在するちりめん街道。

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こちらの工場はけっこう大きめ。現役です。

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こちらも同じく。

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付近には立派なお寺も多く、散歩するにはちょうどよい。

IMG_3730

ここあたりの地域でよくみられる、ビビッドなお地蔵さんも隠れたみどころです。


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