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DAY62-1 かつて日本最大の建築物だった出雲大社と一休さんも愛したぜんざいを堪能


ついに来ました出雲大社(正式には「いずもおおやしろ」と読む)。以前訪問した際には、その意味合いがよくわからなくて、懸命に硬貨を注連縄(しめなわ)に向かって投げていた記憶がありますが、井沢元彦氏の『逆説の日本史』シリーズを読んでから、俄然行きたかった場所のひとつ。

出雲大社

写真:出雲大社

出雲大社は、国譲りで知られる大国主命(オオクニヌシ)が祀られている神社。天照大神からの使いに「国を譲れ」と言われて譲った(かなりシンプルに言えば)という神話だけれど、実際には、実在した新勢力が元来の大豪族であったオオクニヌシを武力で追い払って、国を奪ったのでであろう、というのが定説らしい。

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写真:オオクニヌシとオオマリタム

その上で、謎とされているのは「なぜ出雲大社は日本最大の建造物だったのか?」ということ。普通に考えれば伊勢神宮や平安京大極殿のほうが大きくてもいいのに、どうして敵方を祀った出雲大社が最大だったのか。(ちなみに最大だったのは昔の話で、今は高さ24メートルです。それでもかなり大きいけど)

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写真:バツの字がインパクト大。

ちなみに出雲大社をもって最大とする説は、平安時代に「雲太、和二、京三」(=出雲が一番大きく、次が奈良の大仏、3番目が平安京大極殿)と謡われていたことが根拠になっています。当時、東大寺が高さ45メートルだったので、出雲大社(明治以前は杵築大社といった)は、それ以上だったということ。

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金輪御造営差図 出雲大社

かつては「いやいや、さすがにそれはないでしょ」と言われていた。しかし一方で「金輪御造営差図」という、謎の設計図が宮司家に伝わっており、そこでは3本の巨大な柱をまとめて一本としていた様子が描かれており、「もしかしたら」という期待もあったらしい。

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写真:赤い丸の部分が、巨大な柱が発掘された場所

そんな折、2001年に出雲大社境内の地下から、スギの大木3本を1組にした巨大な柱が発見された。これが「宇豆柱(うづばしら)」と呼ばれ、かつて「雲太」だったころの社を支えていたのではないか、と騒然となりました。この発見により、今では「出雲大社は45メートル以上の建築物で、日本最大であった」ことは定説となっているそうです。

さらには、出雲大社は一般的な二礼二拍手一礼ではなく、二礼”四”拍手一礼であったり、本殿の大国主命が正面ではなく横を向いて配置されているなど、色々と解明されぬ謎が多いようです。

島根県立古代出雲歴史博物館

そんなストーリーに満ちた出雲大社も、境内をウロウロしているだけでは、そもそも何が謎なのかすらよくわかりません。「出雲大社」って何がすごいの・・という人、あるいは出雲大社マニアにもオススメなのが、出雲大社の境内東隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」。

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宇豆柱の脇を通って、歴史博物館に向かいます。

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ここには、各分野の専門家が想像する「これが初代出雲大社の真の姿だ!」というレプリカが展示されています。個人的には、「世界の神話」ゾーンが興味深く、しばらくスクリーンから離れられませんでした。

銅鐸

銅鐸もたくさんあります。

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銅剣は、もっとたくさんあります。

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出雲大社の参道には、「日本ぜんざい学会 壱号店」なるぜんざい屋があります。出雲はぜんざい発祥の地だそうで、出雲地方の「神在月」にちなんだ「神在(じんざい)餅」がなまって「ぜんざい」となったことが由来とのこと。

異説としては、ぜんざいを初めて食べた一休さんがあまりの美味さに「善哉!(ぜんざい・すばらしい!の意)」と叫んだから、というのもあるそうです。どっちが本当かは分かりませんが、ぜんざい学会のぜんざいはなかなかでした。


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