© coinaca/コイナカ All rights reserved.

どんが汁

温泉施設で食した、秋田県・東成瀬村に伝わるマタギの汁「どんが汁」がわりと普通だった。


秋田県・東成瀬村の産直の味わい深い陳列棚で発見した「どんが汁」と名のついたレトルト的パック。汁物ハンターとして試さずにはいられないと思いながらも、同産直が提供する脅威のトマトバーガーに感動しすぎてすっかりそのことは忘れていた。しかし、よほど汁物に縁があるとみえ、その後出向いた温泉で再び再開。やや混みあう食堂で恐縮しつつも、お昼時にすかさず「どんが汁」をひとつだけ注文する。

どんが汁

これが「どんが汁」だ。名前のわりに見た目は上品な味噌汁といった雰囲気。

やや白味噌に近い合わせ味噌をといた味噌汁に、スペアリブが入っている。汁は美味かった。しかしながら、東成瀬村商工会による以下の説明が醸す野趣あふれる味わいは皆無だ。ぜひいつか、熊肉を豪快に放り込んだホンモノのマタギどんが汁を味わってみたい。

どんがとは胴柄が転じてどんがになったもの。言い伝えによるとマタギが狩猟の獲物の胴柄部分をぶつ切りにしてダイコンと一緒に鍋に入れ、味噌仕立てにした豪快な料理で、古くから地元で愛されている郷土料理。味の奥深さがたまらない。

若返りまんじゅう

温泉付近で購入した「若返りまんじゅう」なるもの

なお、素晴らしい営業につられて「若返りまんじゅう」を食した。

「若返りまんじゅうは皮に吉野葛をふんだんに使いしっとりとした餅のような口当たり、のど越しに仕上げてあります。冷やすことでその食感はより一層に増します。」
秋田ずらり

ということだが、まったく普通のまんじゅうのようだった。常温で食したのがいけなかったのかもしれない。また、「若返り」にあまり根拠がなさそうなところも趣がある。(こ)

・どんが汁が食べられるお宿のリスト(東成瀬村商工会)


キーワード,



関連記事

おやき村

DAY32-1 美しい村連合・長野県小川村 明治時代の石張り水路、農業女子、古民家ゲストハウス、おやき村…本州のヘソには見所が集まっていた

人口約2,800人(2014.7.1.国調推計人口)。最近、この数字を見ても「お、ある程度大きい」と感じるようになってきてしまった。東京の巨…

原山地区

DAY45 美しい村連合・京都府和束町1 桃源郷ならぬ”茶源郷”の美しい景観はボトムアップ&チームワークの賜物だった

京都府和束町(わづか)。そもそもこの字を「わづか」と読めなかったし、これまでに聞いたこともなかった。ただ、静岡出身 お茶好きの私としては、や…

昔の小坂町

DAY7 美しい村連合・秋田県小坂町 生きた没落の歴史と底力を語る町、もっと語ってほしい町

小坂町は、他の美しい村とは一風違った町である。美しい村連合加盟村には、それぞれ加盟理由というのがあり、一般的には自然や農村の営み、史跡やお祭…

中村のお父ちゃんと

DAY4 美しい村連合・山形県飯豊町 ホストファザーは森の人間国宝、現役マタギの古民家ステイ

飯豊町にきたら、農家民宿はMUST VISIT。4日目は、朝から移動のつもりが、ホストマザー&ファザーであるマタギの中村さんのお話が…

じゅんさい狩り

DAY22 美しい村連合・福島県北塩原村・後編 北塩原村では棚からボタボタ、ボタ餅ならぬ塩ラーメンやじゅんさいが落ちてきた!

花豆モンブラン@ヒロさんのお菓子屋さん福島の地場産品を使ったツイーツコンテストで優勝したという「花豆モンブラン」を食べに、「ヒロのお菓子屋さ…

ページ上部へ戻る