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アイヌコタン

DAY17 阿寒湖は、うーん、ちょっとアカンところでした…


鶴居村を後にし、十勝方面へ移動ついでに阿寒湖観光。阿寒湖は特に当初いく予定になかったのですが、北海道滞在中に、アイヌの言葉や文化に興味を持ち、アイヌ(=人間)コタン(=村)という、アイヌがテーマのエリアがあると知って、ちょっと寄り道することにしたのでした。

阿寒湖とマリモちゃん
阿寒湖はアイヌコタンはともかく、マリモで有名な場所
マリモはものすごく奇麗な水にしか住めない生物で、天然記念物に指定されています。私が小学生の頃でしょうか、北海道といったらマリモというくらい、マリモがすごく流行って、飼っている人も多かった時期がありました。その頃は、私も「マリモちゃん」と、名前をよく間違えられたものです。

まりも茶これは、まりもじゃなくて、まりも茶。とろろこんぶです。京都から奇特な商人が売り込みに来たのだそう。謎が謎を呼ぶ…

そんな縁深き(?)阿寒湖を初訪問。シャングリ○ホテル等、一昔前の豪勢なホテルが数件。やはり一斉を風靡しただけあり、かなり観光地化されている印象。しかし、ここもまた時代に取り残された町のよう。しかも、天気は曇り。湖もどんより。透き通っているのかいないのかもわからない。いいことなし。だが、目を疑う程に観光客は、いる!ホテル前の駐車場はいっぱい。
ホテルと車
「おお!アイヌの民族衣装の人が歩いている!」と、興奮してみていると、浴衣を着てぶらつくおじいさんだったりする。みな、何を求めてこの地へくるのか。さっぱりわからない。阿寒湖は謎の観光地だった。

アイヌコタンと全然勉強にならない民族資料館
アイヌコタンは、いわゆるテーマパークというか、アイヌグッズのお土産物屋さんの集積といった感じ。肘折温泉同様、商品差別化なる概念はなく、みな木彫りのコロポックルや、熊を売っています。民族資料館もキャプションに乏しく、商品棚と倉庫を兼務している状態で殆ど何も学べず落胆。そもそも、私の期待の持ち方がまちがっていたわけで、阿寒湖を責めてはいけない。ここは、そういう場所では、ない。

IMG_5141

謎のスポット、ボッケ
気を取り直して、阿寒湖畔へ。策道のどん詰まりにある、「ボッケ」。ボルケーノが語源だったりするのでしょうか。泥が「ボコッ、ボコボコッ」と音を立てて、まるで泥地獄のように地から湧き出ている、不思議なところ。なぜ、阿寒湖畔にこんなものが突如出現するのか。マリモとの関係は何かあるのか。そういったことは全くわからない。横にたっているキャプションは「カラマツとトドマツの見分け方」。なぜ…本当に目を疑う程、支離滅裂な場所である。
ボッケ

ガイドブックもドーナツ屋さんを紹介するしかなかった理由
不思議の国にでも迷い込みそうな気分になってきた。きっと、おなかが減っているからだ。とりあえず何か食べよう。と、ガイドブックを開く。最近開店したのだろう、ドーナツやさんとパン屋さんしか掲載されておらず。せっかくアイヌの里にいくのだから、アイヌっぽいものを…と期待していたのに、半ばガイドブックのセンスのなさを批判的な目で見ていた。が、行ってみて納得。この2店舗以外に、私たちくらいの年代の客が気軽に入れる店が全くない。そもそも、営業しているか否かも定かではない店も多い。
昭和...

阿寒湖を支える観光客の亡霊たち
なのになぜ、平日のこの時間にマイカーで訪問している人が、こんなにもいるのか。もしかして、彼らは亡霊なのか…とすら思えてくる程、本当に理解できないことが多い観光地であった。ただ、こんなクオリティの観光地が未だ残ってしまうのは、悲しいかな、このマイカーでわざわざ足を運んで、彼らの存続に一票を投じている、消費者たちなのである。といったところで、わたしたちは腹ぺこのまま、1円もお金を落とさずに、阿寒湖を去った。

 アプンノ パイェ ヤン(アイヌ語で「さようなら」の意)。もうこないぜ。


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